最近読んだ本で『破天荒フェニックス』オンデーズ再生物語があります。売上げ20億円、借金14億円のメガネ販売会社を3000万円で30歳の茶髪ロン毛の若者が買うというところから始まる実話です。毎月の赤字、毎月の膨大な返済額による資金ショートぎりぎりの運営、一発逆転の試みの失敗で2億円の個人資産消滅、等々、大変スリリングな経営をされた軌跡を綴っていました。結果7年で売上げは5倍の100億、借金は半分の7億で利益も出せるようになるのですが、まだまだこれからは世界へとチャレンジを仕掛けていかれるようです。会社は勝負をする時に必ず投資というものが必要になります。このバランスを崩したり、売上入金と仕入れ支払いの時期のズレによる資金ショートで黒字倒産が起こります。私はこのオンデーズの社長のように大胆な勝負を賭けなくて良いIT業界を選びましたし(土地、建物、仕入れ投資が不要)、入金、売上、仕入れという順になるような組立(ビジネスモデル)にもしました。コツコツと堅実な経営を心がけているといえば聞こえは良いですが、臆病な経営をしているとも言えます。数十億の他人資本を受け入れ、投資を仕掛けて勝負に出てみるという憧れが無い訳ではありませんが、オーナーとして自由に、中小企業の為の存在意義を高めていき、コツコツと堅実に、自由に使える額を高め、皆と幸せに生き残っていくというのが我が社の方針です。あっ、でも1割でも良いから数億我が社に投資されたいという方々は歓迎です。3社合計3割までなら。笑 そんな投資家はいらっしゃらないでしょうけど。