新規事業を始める、物事に挑戦する、このような事をする場合、10のうち、2つ〜3つ当れば良いほうだと捉えています。10やって10当るようなら、その人や会社は一部上場企業を超えて世界的企業になっていると思います。そんな事はあり得ないという事です。しかしながら、世の多くの会社の予算を確保するための稟議制度は成功する事を前提にしなければ予算はおりませんし、おりた後は成功しなければ責任を取らされる事が通常となっているようです。7割8割が失敗するのが新しい事への挑戦なのに、これでは誰も挑戦など出来ないでしょう。新しい事の8割は失敗するが2割の確率のものが当れば、それを補って余りあるものであれば、失敗8割は受容しどんどん挑戦させるべきでしょう。稟議決済者がこの感覚を持っていないと殆どの稟議は通らない、稟議は出てこないという事態になるでしょう。経営者、役職者はこの事を念頭におき、どんどん稟議を通していくべきだと思います。