2019.04.12 銀座の老舗

今週は、現在使用中の鞄メーカーに鞄の修理相談に伺いました。銀座本店に入ったところ、女性スタッフが側に付きあれこれと新作を進めてくるようになりました。以前の男性社員は、『ずっと大事に長く使えますよ』『修理すればずっと使えますよ』と商品への愛着が感じられ、商品にも詳しい方でした。今回のパートの女性は『修理しても直ぐにダメになりますよ』と新作を売る事に熱心。この本店は社員が居なくなり、全て女性のパートになっていましたので、以前の男性社員と言っている事が違うのは仕方のない事なのかもしれませんが、銀座で長く商売をしている店だけに残念でなりません。一方の銀座の洋服屋さんは18年前のスーツでも快く修理してくれますので、既に何着も修理して頂き永く愛用させて頂いております。このような対応をして下さるとついつい薦められるままに今風のスーツもまた追加で依頼してしまいます。どちらも銀座の老舗なのですが、この先の命運は分かれていきそうです。我々も銀座の片隅で商売をさせて頂いている身。昔から続いている銀座の素晴らしい流儀を受け継げるよう切磋琢磨し、商品に愛着を持ちながら、常に顧客の立場となって、サービスを提供していけるようにしていこうと思います。